映画 64-ロクヨン- を観ました 今年のアカデミー賞候補では?!
わたくし、けっこう映画は見るほうですが、
年末ぎりぎりに、今年の傑作に出会えることができました。
警察ミステリー小説界の大御所である横山秀夫の最高傑作と謳われる、
「64(ロクヨン)」の実写版です。
前後編あわせて4時間の映画になります。
まず前編です。
組織に属する人間なら誰しも抱える葛藤と苦悩が、
前編通して描かれています。
なんといっても、
主人公サイドと記者クラブとの対立に凄みがあります。
アクション映画さながらの緊張感が、画面いっぱいに広がり、
手に汗握ってしまいます。
役者の方々の演技の賜物といったところでしょうか。
そして後編に続きます。
事件解決に向けて、一気に話が展開していきます。
64年のあの日の出来事の呪縛に苦しむ、各キャラクターたちの、
それぞれの現在が、つながり、収束し、ラストに向かっていきます。
誰だって過去を抱えて生きています。
その過去とどう向き合い、どう抱きしめて生きていくのか。
登場人物ひとりひとりの傷が画面を通して、リアリティをもって感じられます。
おっさんには、ほんとたまらないです。
必見です。
今年の作品を全部見たわけではありませんが(せいぜい三本ぐらい)、
アカデミー級だと思いました。
よかったらこちらもどうぞ。
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