ナタリー郵便

おっさんで定職につかずに生きていく術を模索中でございます。崖っぷちです。

小津安二郎「麦秋」を観ました

モノクロ洋画といえば、チャップリン

モノクロ邦画といえば、黒澤明 か 小津安二郎

 

というほど、

白黒の二大巨匠のうちの一人として、

私の中では有名でございます。

 

今回は、「麦秋」を観ました。

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とにかく、小津安二郎の映画はテンポが良い。

べらぼうに良いのです。

 

また、この時代の「理想の家族」の姿が描かれていると思うのですが、ちょっとしたかけあいの一つ一つが、聴いてて心地いい。

 

小津映画を見て心癒されている自分を発見しては、

あー、私も歳をとったのぅ…。

と己の年齢を実感します。

 

若い方には退屈かもしれませんが、おじさんやおばさま以上の方は、

小津安二郎の「麦秋」という映画温泉につかりつつ、日本酒でも一杯ひっかければ、

「あらやだ。明日も仕事だわ」なんつって原節子の口真似なんかしちゃって

なんだかほかほかと元気になれるのではないでしょうか。

 

あと、淡島千景さんの若い頃のお姿に、

とりあえずぶったまげることができます。

 

 

おすすめです。