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ナタリー郵便

おっさんで定職につかずに生きていく術を模索中でございます。崖っぷちです。

万葉集 角川書店編 ビギナーズ・クラシックスが良い

メディア

今回は歌のおはなしでございます。

 

歌といっても、エンダァァァァァァイヤァァァァ! や、

ズン・ズン・ズン・ズンドコ(きよしー!)のほうではなく、

短歌のほうでございます。しかもかなり古いものになります。

 

万葉集でございます。

 

万葉集といえば、むずかしい。読んでもよくわからない。

なんせ古語なんで。

 

ところがです。そんな古文音痴に強い味方がいるんですね。

 

ビギナーズ・クラシックス シリーズというものが。

 

万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 角川書店:書籍 | KADOKAWA

 

わたくし、古文は高校の時赤点ギリギリだった気がします。

そんな私でも、気軽に万葉集を楽しめる。

それが、この、ビギナーズ・クラシックスです。

今回は、このビギナーズ・クラシックスの中から、万葉集について、

ご紹介させていただきます。

 

万葉集の歌は、

黙読すれば心軽やかに、そのままいっそ音読したくなるような、

素敵なものが多いのです。

 

ことばに宿る、本来の力が込められた歌といいましょうか、

ことばを体に入れるごとに力が湧いてくるような気さえします。

考えが鈍り、思考が停滞しているときなどに、

万葉集の歌をよむと、すっとコリがほぐされます。

 

今も昔も変わらないのかもしれませんが、

人が歌をつくりだす目的は、己の想いを昇華させることにあるような気がします。

 

想いが積もり積もってしまい、もうためこんでおけない。

ある対象に向かう、このあたたかで一途な想いを伝えたい。

対象に伝わらないならば、せめて、かたちにしたい。

ひとひとりの体におさまりきらなかった想い。

その想いがかたちになったものが当時の歌であったように思うのです。

 

この角川書店編のビギナーズ・クラシックスであれば、

平易で丁寧な日本語訳がついていますし、歌の背景や解説も細かく書かれてあるので、古文だからコワイといって万葉集に触れていなかった方にもおすすめです。

 

大和字の良き歌めぐるたびに胸ふきぬく風は古樹の調べか

 

お粗末さまでございました(私の歌)。