映画「コンタクト」感想 おもしろかった
2017/1/29現在、Gyaoで無料配信されている映画「コンタクト」を視聴したのでございます。
ジョディ・フォスターの演技が本当に素晴らしかったです。
マシュー・マコノヒーもイケメンぶりをいかんなく発揮してます。
長時間作品ですが、退屈せずに見ることができました。
ストーリーもシンプルながら秀逸です。
以下、もう少し詳しい内容になります。(ネタバレに含みます)
突然ですが、宇宙人ノ存在ヲ信ジマスカ?
私は信じてます笑
寿命がくるまでに、地球外生命体からのコンタクトがあったらいいな^0^
宇宙人ネタですと、
私の世代であればUFOといえば矢追純一。
トンデモといえば『MMR マガジンミステリー調査班』。
「な、なんだってー!」は今でもよく思い浮かべます。
…映画の話に戻ります。
宇宙人との交信を夢見る主人公(ジョディ・フォスター。以後ジョディフォと呼ぶ)が、琴座(ヴェガ)とのコンタクトに成功し、世界中を巻き込んでの大実験を行うことになります。
物語のテーマは、
科学で証明できない存在を、どう扱うのか。
また、信じるべきかどうか。
たとえば神。
ジョディフォは科学者で、神を信じないという立場。
マシュー・マコノヒー演じる神学者(以後、マシュマコと呼ぶ)は、神を信じるという立場。
二人は議論します。
ジョディフォ「科学は、神の非存在を証明したのかもね。証拠がないもの」
マシュマコ「君はお父さんを愛していたよね? …その証拠は?」
ここでは、証拠がないものを認めないということは自分自身の一部を否定することになるよね、という問いかけが込められているような気がします。
次に、宇宙人との会話。
ジョディフォは宇宙人と会話したことを証明できずに、委員会メンバーから幻覚だと糾弾されます。
委員会メンバー「証明ができないなら、あなたは、自分の話が幻覚だったとなぜ認めないんだ?!」
ジョディフォ「私は体験した。実際にあったことを否定するわけにはいかない」
ここでも同様ですね。
客観的証拠を通じてではなく、主観的体験をもって、真実とみなすかどうか。
ジョディフォはストーリー終盤で、科学者の立場でありながら、主観的体験を真実として主張することになります。さらに神学者のマシュマコが「私は君の真実を、信じるよ」といって受け入れるところでエンディングになります。
シナリオとしては、科学至上主義ではなく、神の存在を受け入れよう、というようなオチにしている感じですね。
ハリウッド映画(アメリカ)ですから、神を否定すると興行収入的にも厳しいと判断したのかもしれません笑
個人的には、神だの輪廻転生だの宇宙人だのは、
信じて幸福になるなら信じればいいし、信じて不幸になるなら信じなければいい、という立場です。
信じたほうが楽だよ、とは思います笑
ちなみに個人的に一番の見どころは、ジョディフォスターがトンネル抜けた後、宇宙の美しさに目を見張る場面で、ジョディフォスターの表情が、幼子のように見える一瞬があったんですね。ジョディフォスターの演技力すごいな、と思いました。
映像処理とかしてるのかもしれませんが、映画見ていて初めての経験だったので。